AIは「賢い相談相手」
AI=Artificial Intelligence(人工知能)。難しく考えなくて大丈夫です。この研修では「賢い相談相手」と思ってください。
- 質問すれば答えてくれるソフトウェア
- 文章を書いたり、整理したり、考えたりしてくれる
- 24時間いつでも使える、疲れない相談相手
- 普通の文章で話しかければ、普通の文章で返ってくる
- 難しい操作・ボタンの覚え方は一切不要
考える力を伸ばすAIの使い方。131ページの研修資料を12章にまとめました。各章の最後にふり返りチェック、最後に○×テスト(30問)があります。チェックと回答はこの端末に自動保存されます。
お客様の個人情報・契約内容、クライアント名・取引条件、社内の数字、パスワード。迷ったら入れない。
AI=Artificial Intelligence(人工知能)。難しく考えなくて大丈夫です。この研修では「賢い相談相手」と思ってください。
これまでのソフトウェアと3つ並べて比べてみます。
パソコンかスマホがあれば、誰でも今日から使えます。
新しいアプリを覚えるより、「誰かに質問する」感覚に近いです。
普通の言葉で質問するだけ。会話のように続けられます。
知的な仕事のやり方が変わりました。
Googleなどで自分で調べる
AIに質問して答えをもらう
新しい技術を前にすると、誰でも不安になります。でも、AIは怖くありません。
楽しく使うために、最初に「3つの注意がある」とだけ覚えておきます。詳しくは後の章で扱います。
| 用語 | 意味 |
|---|---|
| プロンプト | AIへの質問・指示の文(「メール書いて」など) |
| チャット | AIとの会話(一連のやり取り) |
| ChatGPT/Claude/Gemini | AIツールの名前。代表的な3つ(第4章) |
| モデル | AIの「型」。サービスごとに名前と番号が付いていて、次々に新しい型が出る。新しいほど賢い |
| 学習 | AIが大量の文章を読んで賢くなる仕組み |
| ハルシネーション | AIが平気で嘘をつく現象(要注意・第9章) |
全部覚えなくてOK。「プロンプト=質問」だけ押さえれば十分です。
研修資料(2026年5月)で紹介した数字です。
大手キャリアショップから街の代理店まで、現場での導入が進んでいます(他社の例)。
取引先への丁寧なメール1本で比べた試算です。
中小企業こそAIでレバレッジ(てこ)を効かせる。動きの遅い大手より、機敏に動けるのが当社の武器。
接客は現場スタッフ、事務作業はAIで効率化。少ない人数で同じ売上、またはもっと多い売上を作る。
AIに作業をやらせて、人間は「判断」「決断」「人との関係づくり」に集中する。
| 業務 | AIなし | AIあり | 節約 |
|---|---|---|---|
| 取引先への丁寧なメール | 30分 | 5分 | 25分 |
| 会議の議事録作成 | 1時間 | 10分 | 50分 |
| 提案資料の作成 | 半日 | 1時間 | 3時間 |
| アンケート集計・分析 | 数時間 | 数分 | 2時間 |
| 求人原稿の作成 | 2時間 | 20分 | 1時間40分 |
| Excel関数を調べる | 30分 | 1分 | 29分 |
1日の合計節約時間:約8時間/人(全部やる前提)。時間を「作る」ことができる ── それがAI活用の本質です。
「決まった作業」も「正解のない問題の整理」も、どちらもAIは得意です。
AIは「答え」をくれる道具ではない。
「考える材料」をくれる相棒である。
AIを「答えをくれる箱」と思っている限り、活用はできません。ここを勘違いすると、AIを使うほど考えなくなってしまいます。
同じAIを使っているのに、出てくる結果は天と地ほど違います。
下のボックスの文をそのまま送る
件名:よりお得なプランのご案内
〇〇様
いつもご利用ありがとうございます。現在のご利用状況を拝見し、月々約1,200円お安くなるプランをご案内できます。契約期間の縛りはなく、店頭でもオンラインでも変更可能です。ご不明点はお気軽に…
あなたは携帯ショップの店長です。お客様への料金プラン見直しのご案内メールで、押さえるべき観点を3つ挙げてください。それぞれ1行で。
下のボックスの文をそのまま送る
→ ②スタッフ間の成約率の差が最大と判明
→ 接客トークの標準化を決断
携帯ショップで、先月の新規契約件数が15%下がりました。考えられる原因の仮説を5つ挙げてください。可能性が高い順で。
下のボックスの文をそのまま送る
→ 再調査の上で判断・決断
私が立てた事業計画(携帯ショップ2店舗目の出店、初期投資1,500万円、3年回収予定)の弱点を3つ指摘してください。遠慮なく。
下のボックスの文をそのまま送る
→ ③来店予約制を先に導入
→ それでも回らなければ②を追加
→ 正社員はすぐには増やさない方針
→ ③+②の組み合わせで対応
携帯ショップで接客人員が足りない時の対処として、正社員採用とアルバイト採用以外の選択肢を5つ提案してください。それぞれメリット・デメリット付きで。
両方使ってOK。ただし、後者を意識しないと人は伸びません。
決まった答えがある作業をAIに「やらせる」感覚で使う。
ほかに:会議録の整理、求人原稿の作成
効率化には◎。ただし「効率化」の話で、これだけでは考える力は伸びない。
正解のない問題をAIと「対話する」感覚で一緒に考える。
ここを使えるかどうかで、AI活用の差が出る。
話し方を「優秀な部下に指示するつもり」に変えるだけで、答えの質が劇的に上がります。
メール書いて
あなたは携帯ショップの店長です。お客様へ料金プラン見直しのご案内メールを書いてください。300字以内、丁寧な敬語で。
スタッフ教えて
あなたは通信業界のベテラン店長です。新人スタッフの定着率を上げる方法を、優先順位の高い順に5つ挙げてください。
考えて
あなたは経営コンサルタントです。私が新規事業を立ち上げる時、最初に確認すべき項目を10個挙げてください。
どれも基本機能は無料で使えます。それぞれ性格が違うので、「どんな社員に頼むか」で選ぶイメージです。
迷った時のチートシートです(研修時点の評価)。
| こんな業務 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 取引先への丁寧なメールを書く | Claude | 文章力が高い。そのまま送れる品質 |
| 長いPDF・資料を要約 | Claude | 長文の処理に強く、要点を外さない |
| 会議の議事録を整理 | Claude | 自然な日本語にまとめてくれる |
| Excel関数を作りたい | ChatGPT | 情報量が多く、的確な関数が出る |
| 知らない用語・業界知識を調べる | ChatGPT | 幅広い知識量で頼りになる |
| アイデア出し・壁打ち相手 | ChatGPT/Claude | どちらでも◎。文章重視ならClaude |
| 画像を作りたい | ChatGPT | 画像生成の機能がある(研修時点の名前はDALL-E) |
| Gmailのメール返信案を作る | Gemini | Gmailと連動して本文を読める |
| スプレッドシートのデータ分析 | Gemini | Googleスプレッドシートとの連携が強力 |
| 経営判断の壁打ち・反対意見 | Claude | 慎重で深い回答が出やすい |
世界で最も使われているAI。OpenAI社が2022年に公開。
おすすめ用途:迷ったらまずChatGPT。無料版でOK、ただし設定で学習をOFFに。
Anthropic社が開発。ChatGPTより文章力が高いと評価されることが多いAI。
おすすめ用途:取引先へのメール、契約書のチェック、長文の要約。
Google社が開発。Gmailやスプレッドシートと連携できるのが最大の強み。
Googleのサービスを中心に使っている人には強力。単体で使うより、Google連携で本領を発揮します。
| 項目 | ChatGPT | Claude | Gemini |
|---|---|---|---|
| 提供元 | OpenAI | Anthropic | |
| 強み | 万能型・情報量◎ | 文章力◎・長文に強い | Google連携◎ |
| 向いている用途 | 迷ったらまずこれ | 重要な文章を書く時 | Gmailと連動する時 |
| 注意点 | 個人情報は無料版に入れない | 画像生成はできない | 回答の質はやや控えめ |
| 使う場面 | 全般的な業務 | メール・契約書 | Google系を使う時 |
Anthropic社の、ターミナル(黒い画面)で使うAIのプログラミング用ツール。社内ツールを作る人には圧倒的に強い道具です。
全員に必要ではありません。社長が個人で試すのはあり、という位置づけです。
実際にAIを使い始める手順です。難しい操作は一切なし。今日中に始められます。
パソコンで3分。アカウント登録から最初のメッセージまで。
いきなり仕事に使うのではなく、まずは「友達と雑談」の感覚で慣れます。何度同じことを聞いてもOK。
こんにちは。あなたは何ができますか?
あなたは何ができますか? 私の仕事(携帯・通信の販売の現場)でどう使えますか?
携帯ショップ業界の現状を5行で教えて
携帯ショップ業界の現状と課題を、経営者が知るべき視点で5つ
私は通信の販売現場で働くスタッフです。今後の仕事でAIをどう使えますか?
明日の朝礼で話す、安全運転についての3分スピーチを200字で
⑤は、経営側の人なら「私は中小企業の社長です。今後の経営でAIをどう使えますか?」に変えて使います(研修資料の元の例)。
初めて開いた時に「どこを見ればいいか」。覚えるのは3つだけです(画面の細かい配置は変わることがあります)。
履歴は自動で保存されます。整理が苦手でも大丈夫。話題が変わったら新しいチャットにすると、AIが前の話に引っぱられません。
パソコンと同じ感覚で、外出先でも使えます。
移動の合間・出張中・自宅でも、ポケットの中に「相談相手」がいます。
ChatGPTとほぼ同じ感覚。違いは「文章が綺麗」な点。研修では「無料でも学習されない」点も強みとして紹介しましたが、設定は自分で確認します(第10章)。
Googleを仕事の中心にしている人におすすめ。
結論:最初は無料で十分。1か月使って物足りなければ検討。
中小企業の経営者・社員は、無料で9割の業務をカバーできる
研修時点で月20ドル(約3,000円)。社員1人の半日分の人件費程度
AIへの指示文のことです。これの質で、答えの質が決まります。「メール書いて」では、ぼんやりした答えしか出ません。「役割・目的・条件・形式」を伝えれば、仕事で使えるレベルの答えが出ます。優秀な部下に頼む時と同じくらい丁寧に書きます。
人間がAIに渡す指示・質問の文
ChatGPT/Claude/Geminiなど
AIが出す文章・コード・答え
あなたは携帯ショップの店長です。 お客様への料金プラン見直しのご案内メールを書いてください。 条件:300字以内、丁寧な敬語、絵文字なし。 形式:件名と本文に分けて出力。 固有名詞は仮名にしてください。 別のパターンも2つ提案してください。
この4つを意識するだけで、AIの答えが劇的に変わります。
AIに「誰として答えてほしいか」を最初に伝える。これだけで答えの専門性が変わる。
「何のために」「何をしたいか」を明確に。曖昧な目的だと曖昧な答えしか返らない。
目的が明確だと、AIが「何を出すべきか」を理解できる。
出力の制約を伝える。これがないと、長すぎたり短すぎたりする。
条件は具体的に。「いい感じに」はNG。
出力の形を指定。そのままコピペで使えるレベルに整えてもらう。
最初から完璧なプロンプトは作れません。試行錯誤で精度を上げます。
AIの答えが期待と違った時は、こう続けます。会話のように何度でも続けられます。
もう少し具体的に
もっと短く
もっと詳しく
例も入れて
箇条書きで
表形式で
経営者向けに書き直して
日本の通信業界の事情も踏まえて
| ひと言 | こんな時に |
|---|---|
| もう少し具体的に | 答えが抽象的すぎる時の魔法のひと言 |
| もっと短く/もっと詳しく | 長さの調整は遠慮なく頼む |
| 例も入れて | 具体例で理解が一気に深まる |
| 箇条書きで/表形式で | 見た目を整えてもらう |
| 〇〇向けに書き直して | 読む人を指定すると、トーンが変わる |
| 〇〇の事情も踏まえて | 文脈を足すと、答えが現実的になる |
よくある失敗を、具体的に直してみます。修正のポイントは「具体的・条件付き・形式指定」の3点セット。
| × 失敗例(何の話か伝わらない) | ○ 修正例(使える答えが返る) |
|---|---|
| メール書いて | お客様への料金プラン案内メール。300字、敬語、絵文字なし |
| アイデアちょうだい | 携帯ショップの新規来店を増やす施策を5つ、メリット・デメリット付き |
| スタッフについて | 新人スタッフの定着率を上げる方法を5つ、優先順位順 |
| いい感じに | 営業文を、もう少し柔らかい口調に書き直して |
| 教えて | 電気通信事業法の概要を、経営者向けに5行で |
| もっとよくして | この提案文の弱点を3つ指摘して |
携帯ショップの新規来店を増やす施策を5つ、メリット・デメリット付きで
新人スタッフの定着率を上げる方法を5つ、優先順位順で
電気通信事業法の概要を、経営者向けに5行で
法律の説明は、必ず公式の情報で確かめます(第9章)。
【課題】【判断】の部分を、自分の仕事に置き換えるだけで、どんな業務にも使えます。第7章の「5つの技」と同じ考え方です。
【課題】の原因として考えられることを10個挙げて。最も可能性が高い順に並べて。
私は今【判断】をしようとしている。この判断で見落としそうな点を3つ指摘して。
【課題】について、顧客・社員・競合の3つの立場でそれぞれ評価して。
【課題】への対処として、私が考えていない選択肢を5つ提案して。
私が【課題】について判断するために、あなたが私に聞くべき質問を10個挙げて。
困った時のチートシート。〇〇を置き換えて使います。
〇〇について5行で要約して
〇〇のメリットを5つ、デメリットを5つ
〇〇の意味を中学生にも分かるように
〇〇のメールを丁寧な敬語で300字以内で
〇〇について質問を10個
〇〇の反対意見を3つ
〇〇のExcel関数を作って
英語の〇〇を自然な日本語に
〇〇について議事録を整理して
〇〇の段取りを順番に書いて
このページをスマホのホーム画面に置いておくか、印刷してデスクに貼っておくと便利です。
ここが「使うほど賢くなる」ための核心です。5つの問いかけを覚えるだけで、AIが思考の相棒に変わります。
「なぜそうなる?」を繰り返して、表面的な現象から根本原因にたどり着く考え方です。トヨタの「なぜなぜ分析」のAI版。
【問題】について、なぜ起きるのかを5回掘り下げて。各段階で「なぜ?」と問いながら、最後に根本原因を1つに絞って。
対症療法ではなく、根本原因に手を打つために使います。
自分の判断に自信がある時こそ使います。AIに反対意見を出させて、自分では気づけない盲点を見つけます。
私は今【判断】をしようとしている。この判断で見落としそうな点・反対意見を3つ指摘して。私の判断の弱点を遠慮なく。
自社・自分の目線だけで判断していないか確かめます。ほかの立場の人にとって、その判断がどう見えるかをAIに問います。
【課題・判断】について、Aの立場・Bの立場・Cの立場でそれぞれ評価して。それぞれの立場でメリット・デメリットを整理して。
| 立場 | 見え方 |
|---|---|
| お客様 | 待たずに済む。でも予約が面倒 |
| スタッフ | 業務が平準化して歓迎 |
| 競合 | 飛び込み客を取るチャンス |
| 経営 | 来店数が読めて、人員配置がしやすい |
| 総合判断 | 予約優先+飛び込みも受け付ける併用が無難 |
自社目線だけでは見えない点が、必ずあります。
重要な判断の前に、AIに「私が答えるべき質問」を作らせます。答えられない質問が、判断材料の不足を教えてくれます。
私が【課題・判断】について判断するために、あなたが私に聞くべき質問を10個挙げて。判断に必要な情報を引き出すための質問を。
判断前のチェックリストをAIに作らせる、と覚えます。
「AかBか」で迷っている時、AIに「ほかの選択肢」を出させます。第3・第4の道が見つかることが多いです。
【課題】への対処として、私が考えていない選択肢を5つ提案して。それぞれメリット・デメリット付きで。極端な選択肢も含めて。
「AかBか」と迷ったら、まずC・D・Eを出させます。
| こんな状況の時 | この技を使う | 理由 |
|---|---|---|
| 問題の原因が分からない | ① なぜ?を5回 | 根本原因にたどり着くため |
| 自分の判断に自信がある | ② 反対意見を3つ | 盲点を見つけるため |
| 自社目線だけで考えている | ③ 第三者の視点 | 視野を強制的に広げるため |
| 準備不足の感覚がある | ④ 自分への質問 | 答えられない問いを見つけるため |
| AかBか迷っている | ⑤ 選択肢の網羅 | 第3・第4の道を見つけるため |
携帯ショップ・通信の現場のリアルな場面で、「×ダメな使い方」と「○良い使い方」を比べます。全部読まなくても大丈夫。自分の仕事に近いものから読んでください。どの例でも共通するのは、AIには判断材料を出させ、決めるのは自分ということです。
販売スタッフが辞めたい理由を10個。最も可能性が高い順に。
○ 良い使い方:AIで「判断材料」を3ステップでそろえる
手数料体系の変更を受け入れる場合・交渉する場合のメリット・デメリットをそれぞれ5つ
現状維持を求める判断の盲点を3つ指摘して。私が見落としそうな点
収益を保ちつつ本部とも良い関係を保つ打ち手を5つ
AIへの問い:「お詫びの言葉を考えて」
AIが出すもの丁寧な謝罪文
→ 同じことが繰り返される
AIへの問い:「お客様の本当の不満を3つの仮説で」
AIが出すもの→ 何に対応すべきか見える
AIへの問い:「同じ問題を起こさない仕組みを5つ」
AIが出すもの→ クレームが「改善のタネ」になる
「待たされた上に説明も分かりにくい」というお客様の声について、お客様の本当の不満を3つの仮説で
同じ問題を起こさない仕組みを5つ
お客様の名前や契約の中身は入れず、「どんな不満だったか」だけを書きます。
アルバイトのスタッフを正社員にするか迷っています。私が判断するために、あなたが私に聞くべき質問を10個
携帯ショップの新人教育で、よくある「うまくいかない指導パターン」を10個と、それぞれの改善策
同じ契約ミスが繰り返される根本原因を、5段階の「なぜ?」で掘り下げて
携帯ショップの販売スタッフ採用面接で、本音と適性を見極める質問を10個。表面的でない深い質問を。
応募者の氏名や履歴書の中身はAIに入れません。採用の判断そのものもAIに任せません(AIには偏りがある → 第9章)。
地元企業を法人契約の候補とする場合、彼らが通信会社を選ぶ時に重視する5つの観点を挙げて、それぞれに対する当社の訴求方法も
相手の会社名は入れず「地元の〇〇業の企業(従業員30名程度)」のようにぼかします。
携帯ショップの接客フロー改善で、見落としがちな効率化要素を5つ。単純な時短以外で。
○ 良い使い方:AIを「経営の壁打ち相手」として使う
私が新規事業(でんき取次)に参入するか判断するために、聞くべき質問を10個
でんき取次に参入する判断の盲点・反対意見を3つ
でんき以外で、当社が収益を広げる選択肢を5つ
AIと対話することで、自分一人では出てこない視点が手に入ります。
携帯ショップが大型店・オンラインに対抗するために、価格以外の差別化要素を7つ。それぞれメリット・デメリット付きで。
携帯ショップの経営者として、既存資産(店舗・接客スタッフ・顧客基盤)を活かせる新規事業を10個。それぞれ参入難易度と想定収益も。
携帯ショップの朝礼で、スタッフのモチベーションが上がる短いあいさつを5パターン。それぞれテーマを変えて(接客・感謝・成長・チーム・誇り)。
もっともらしい嘘。
AIは「分からない」と言わずに、それっぽい答えを作る。
AIは「言葉」を扱うのは得意ですが、「正確な計算」は思った以上に苦手です。
AIは「学習データ」で動いています。その時点より新しい情報は知りません。
「最新」と言われても、AIにとっての最新は、本当の最新ではないかもしれません。
AIは人間が書いた文章で学習しています。だから、人間が持つ偏見も学習しています。
AIの答えは、AI自身の偏りも含んでいます。
研修のあと、必ず次の5つを意識してください。
その情報の出典は? 確認できるURLや資料名を教えて。分からない場合は「分からない」と答えて。
無料版のAIに入力した内容は、AIの学習に使われる可能性があります。有料版や「学習させない」設定でも、入力した内容は外部の会社のサーバーに送られます。だから、次の情報は入れません。
クライアント様・代理店様・キャリア本部の名前、手数料・契約条件など
氏名・住所・電話番号・口座情報
氏名・電話番号・住所・契約内容
売上・原価・給与・利益率(獲得件数・実績などの社内の数字も)
システム・銀行のログイン情報
出店計画・人事異動・契約交渉中の内容
迷ったら入れない。
判断基準:「新聞に載っても困らない情報か?」DonGoは、複数のクライアント様・代理店様と守秘義務のある取引をしています。現場では次の情報がいちばん身近で、いちばん危険です。
| 入れてはいけない | 代わりにこう書く |
|---|---|
| クライアント名・代理店名・売場(店舗)の名前 | 「クライアントA」「ある家電量販店の売場」 |
| キャリアとの条件・インセンティブ・手数料の金額 | 「手数料が下がった」「条件が変わった」 |
| お客様の氏名・電話番号・住所・契約プラン・端末の情報 | 「60代のお客様」「乗り換えを迷っているお客様」 |
| 申込書・本人確認書類・お客様の画面の写真やスクリーンショット | 写真は送らない。困りごとを文章で、ぼかして書く |
| 獲得件数・実績・売上・給与など社内の数字 | 「先月より少し下がった」「目標に届いていない」 |
| ほかのスタッフの名前・評価・勤怠・トラブル | 「新人スタッフ」「ベテランスタッフ」 |
取引先の名前・契約内容をAIに入れると、情報漏洩のリスクがあります。
本人の同意なしにAIに入れてはいけません。
氏名・電話番号・契約内容は、絶対に入れません。
固有名詞・具体的な数字を抽象化してから入力する
設定で「学習に使わない」をONにする
答えを必ず人間が確かめる
この3つを徹底すれば、AIを安全に使えます。ただし①〜③をやっても、10-1の入力NG情報は入れません。
| そのまま(NG) | ぼかした形(OK) |
|---|---|
| キャリアの本部の実名 | キャリアA |
| 年商1億5,000万円 | 年商1億円程度 |
| スタッフの田中さん(実名) | 中堅スタッフA |
| 〇〇市〇〇区〇〇(具体的な住所) | 市内のある場所 |
| 契約金額250万円 | 数百万円規模の契約 |
抽象化しても、AIは的確に答えてくれます。具体的な部分は、答えを受け取ったあとに人間が補います。
設定5分の手間で、情報漏洩のリスクが大きく下がります。
AIの「学習」とは、人間が書いた大量の文章を読んで賢くなる仕組みのことです。
「学習されない設定」を最初にやるだけで、リスクは大きく減ります。
Googleのサービスを使う人は、年1回は設定を見直す習慣を。
研修資料で提案した、社内で定めたいルールです。
| 失敗 | 何が起きるか |
|---|---|
| ① 丸投げして自分で考えない | 「言われた通り」では、AIに振り回される |
| ② AIの答えを鵜呑みにする | 嘘や古い情報をそのまま使ってしまう |
| ③ ぼんやり質問で曖昧な答え | 「いい感じに」では、いい仕事はできない |
| ④ 個人情報・取引先情報を入れる | 情報漏洩は会社の信用に直結 |
| ⑤ AIに依存しすぎる | AIなしでは何もできない人になってしまう |
ハルシネーション(嘘)や古い情報を、そのまま信じてしまう失敗です。
「いい感じにして」「うまくやって」のような指示では、ぼんやりした答えしか返りません。
急いでいる時に、つい入れてしまう。これがいちばん怖い失敗です。
便利すぎて、AIなしでは何もできなくなる。長い目で見ると危険です。
自分の仕事の課題を1つ持って、AIと対話してみます。AIと一緒に「考える」体験です。
コピーして、【課題】【判断】を自分の仕事に置き換えて使います。
【課題】の原因として考えられることを10個。可能性が高い順で。
私は【判断】をしようとしている。見落としそうな点を3つ。
【課題】について、顧客・社員・競合の立場でそれぞれ評価して。
【課題】への対処として、私が考えていない選択肢を5つ。
私が【課題】を判断するために、聞くべき質問を10個。
上位3つの原因それぞれに対する対処案を3つ
私が決断する時、見落としそうな点を3つ
実習のあと、3人グループで次の点を共有します。
他人のプロンプトを真似ることで、自分の引き出しが増えます。共有する時も、お客様やクライアント様の情報は話さない・書かない。
1週間続けば習慣に、
3か月続けば「考え方」が変わる。
小さなサイクルを回し続けることで、AI活用が自分の力になります。
AIの進化は止まりません。研修時点で予想した1年後の世界です。
文が正しければ「○」、間違っていれば「×」を押してください。押すとすぐに正解と解説が出ます。24問以上(80%)正解で合格です。
AIに「考える材料」を出させて、決めるのは自分。
そして、お客様とクライアント様の情報は入れない。