敬語・話し方研修

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株式会社DonGo / KEIGO

敬語・話し方研修

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作成:2026年11月 各章は5分ほどで読めます。売場に出る前に、気になる章だけ開いても大丈夫です。
敬語の基本 / 売場の言葉 / お詫び・電話 / 社内の言葉

ゴール:「丁寧で、分かりやすく、気持ちよく話せる人」になる

完璧な敬語より、相手を大切にしている気持ちが伝わることが先です。すぐに使えるフレーズを中心に10章にまとめました。最後に○×テスト(35問)があります。チェック・点数・回答はこの端末に自動保存されます。

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1なぜ言葉づかいが大切か最初の数秒で決まること›
1-1

お客様は、最初の数秒であなたと会社を判断します

売場で声をかけられたお客様は、話の中身を聞く前に「この人の話を聞いてもいいか」を決めています。そのとき見られているのは、表情・声・そして最初のひと言です。

あなたの言葉づかいは、そのまま株式会社DonGoの印象になります。

1-2

敬語は「あなたを大切にしています」を伝える道具

敬語は、えらい人のためのルールではありません。相手に「あなたのことを大事に考えています」と伝えるための道具です。

① 丁寧

です・ます、で話す。乱暴な言葉を使わない。

② 分かりやすい

短く、ゆっくり、専門用語を使わない。

③ 正しい敬語

慣れてきたら少しずつ。最初は①②が先。

完璧な敬語より、丁寧で分かりやすいことが先。
難しい敬語を使おうとして言葉に詰まるより、「です・ます」でハキハキ話すほうがずっと伝わります。
言葉づかいは、一生の財産
まわりの人が力を貸してくれるのは、肩書きやお金があるからではなく、その人の人柄が伝わるからです。そして人柄は、毎日の言葉に出ます。
書いた文は読み返して直せますが、話した言葉は取り消せません。だからこそ、まず基本のルールを知り、あとは売場で場数を踏むこと。知っているだけでなく使ってこそ身につき、それは一生の財産になります。
1-3

あいさつは「だれにでも・自分から先に・明るく」

言葉づかいのいちばん最初は、あいさつです。売場のスタッフ、お店の方、お客様。出会うだれにでも、自分から先に声をかけます。相手から返事がなくても、続けていれば関係は変わっていきます。

場面言い方ポイント
出勤したときおはようございます。相手が忙しそうなら、会釈と笑顔だけでも。
売場を離れるとき〇〇へ行ってまいります。〇分で戻ります。行き先と戻る時間を伝える。遅れるときは連絡。
戻ったときただいま戻りました。「ただいま」だけで終わらせない。
先に帰るときお先に失礼いたします。「お先に」で止めない。忙しそうなら「何かお手伝いできることはありますか」。
×あ、どうも。
◎いつもありがとうございます。本日もよろしくお願いいたします。

お辞儀は、深さで気持ちを伝える

会釈(えしゃく)約15度

上体を軽く傾ける。すれ違うとき、ほかのお客様と話している人へのあいさつ。目を合わせて笑顔で会釈するだけでも十分です。

敬礼(けいれい)約30〜45度

手を太ももの前にそろえ、しっかり傾ける。お客様のお迎え・お見送り、初めてお会いしたとき。

最敬礼約45度以上

いちばん深く傾ける。心からのお礼、正式なお詫びのとき。

お辞儀は「言葉を言ってから頭を下げる」と、言葉も気持ちも伝わりやすくなります。顔見知りの方や、ほかの人と話している方には、目を合わせて軽く会釈する「目礼(もくれい)」だけでも十分です。角度は目安です。大切なのは、相手と場面に合わせて深さを変えることです。

1-4

自分の言葉づかいをチェックしてみよう

当てはまるものがあれば、そこが伸びしろです。

  • 相手や気分によって、あいさつをしないことがある
  • 声をかけられてから、あいさつを返すことが多い
  • お礼は、態度で伝われば言葉にしなくていいと思う
  • 自分が悪くないと思うときは、お詫びの言葉を言わない
  • 仲の良い同僚には、お礼やお詫びを省くことが多い
  • イライラすると、言葉がきつくなる

言葉づかいが乱れる原因は、だいたい3つです。①知らない(だれにでも同じ言い方をしている)、②相手で態度を変える(好き嫌いや上下で言葉が変わる)、③感情(イライラが言葉に出る)。どれも、知って、使って、くり返せば直せます。言葉づかいは何歳からでも身につきます。

この章のふり返り
2敬語の基本公の言葉・くだけた言葉・言い換え表・ウチとソト›
2-1

仕事中は「公(おおやけ)」の言葉に切り替える

同僚と仲が良くても、売場・お客様の前・社長への連絡は「仕事の場」です。ふだんの言葉から、仕事の言葉にスイッチを切り替えましょう。

× 売場で同僚に(お客様に聞こえている)あ、わかった。OK、OK。
◎承知しました。すぐに確認します。
× お客様に了解でーす。じゃあ、ちょっと待っててください。
◎かしこまりました。少々お待ちいただけますか。
× 社長へのチャットりょ!明日入れます👍
◎承知しました。明日、〇〇店に入ります。
2-2

相手と場面で、丁寧さを合わせる

DonGoでの目安です。迷ったら、一段丁寧なほうを選びます。

相手 \ 場面売場・お客様の前休憩中・社内
お客様いつでも、いちばん丁寧に。尊敬語・謙譲語+です・ます。
社長・先輩です・ます+「承知しました」。お客様に聞こえても恥ずかしくない言葉で。です・ます。少しやわらかくてもOK。返事は「はい」「承知しました」。
同僚・後輩です・ます(お客様に聞こえている前提で)。名前は「〇〇さん」。くだけてもOK。ただし乱暴な言葉・お客様の話・悪口はNG。
丁寧すぎにも注意。敬語を重ねすぎて回りくどくなると、かえって伝わりません。短く・はっきりも丁寧さのうちです。
2-3

丁寧に聞こえる3つのコツ

① 語尾をそろえる

文の終わりを「です・ます」にそろえる。途中でため口にもどらない。

② 改まった言葉にする

自分→わたくし、こっち→こちら、どれ→どちら、だれ→どなた

③ くだけた言葉を言い換える

下の表のように、ふだん言葉を仕事の言葉にする。

ふだんの言葉仕事の言葉例
ちょっと少々少々お待ちください。
あとでのちほどのちほどご連絡いたします。
すぐただいまただいまお持ちします。
さっき先ほど先ほどご説明した料金です。
今日/明日本日/明日(あす)本日はありがとうございました。
いいですかよろしいでしょうかこちらでよろしいでしょうか。
どうですかいかがでしょうかご都合はいかがでしょうか。
やるいたします/しますすぐにお調べいたします。
やつもの/具体的な名前こちらが先ほどご案内したプランです。
できませんいたしかねますあいにく、こちらではお受けいたしかねます。

動詞(言う・見る・行く など)の言い換えは、この章の後半の表にまとめています。

2-4

ふだんの言葉から直す(くだけた言葉)

「マジで」「ヤバい」「〜っす」「〜じゃないですか」などは、売場では使いません。お客様には軽く、時には失礼に聞こえます。

×こちらがさっきのやつです。
◎こちらが先ほどご案内したプランです。
×この料金、マジでヤバいくらい安いっすよ。
◎この料金ですと、今のお支払いより月々〇〇円お安くなります。
×最近、動画とかよく見るじゃないですか。
◎最近、動画をご覧になる機会は多いですか?
×じゃあ、手続きやっちゃいますね。
◎それでは、お手続きを始めさせていただいてもよろしいでしょうか。
言葉づかいは習慣です。売場だけ丁寧にしようとしても、ふとしたときにいつもの言葉が出てしまいます。ふだんから、少しずつ直していきましょう。
2-5

敬語は大きく3つ(細かく分けると5つ)

尊敬語

相手を高める

相手の動作や持ち物に使う。

例:お客様がいらっしゃる/ご覧になる

謙譲語

自分を低める

自分(や自分の会社)の動作に使う。

例:私が伺う/資料を拝見する

「参る・申す・いたす」のように、聞き手に丁寧に述べる言葉もここに入ります。

丁寧語

ていねいに話す

文の終わりを「です・ます・ございます」にする。

例:こちらです/ご案内します

「お水・ご案内」のように、言葉をきれいにする「お・ご」(美化語)もあります。

国の「敬語の指針」では、尊敬語・謙譲語Ⅰ・謙譲語Ⅱ(丁重語)・丁寧語・美化語の5つに分けています。現場では上の3つで考えれば十分です。

2-6

迷ったら「主語はだれ?」

主語がお客様・目上の人 → 尊敬語 / 主語が自分・自分の会社 → 謙譲語
◎ 主語=お客様お客様がこちらの料金表をご覧になります。
◎ 主語=自分私がお客様のご契約内容を拝見します。
2-7

よく使う動詞の言い換え表

横にスクロールできます。まずは太字の言い方を覚えましょう。

ふつう尊敬語(相手)謙譲語(自分)
言うおっしゃる申す・申し上げる
見るご覧になる拝見する
行くいらっしゃる・おいでになる伺う・参る
来るいらっしゃる・お見えになる・お越しになる参る
いるいらっしゃるおる
するなさる・されるいたす
食べる・飲む召し上がるいただく
知るご存じだ存じる・存じ上げる(人を知っている)
聞く・尋ねるお聞きになる・お尋ねになる伺う・お聞きする
もらうお受け取りになるいただく・頂戴する
あげるお渡しになる差し上げる・お渡しする
くれるくださる―
会うお会いになるお目にかかる・お会いする
わかる(引き受ける)おわかりになる承知する・かしこまる
見せるお見せになるお見せする・ご覧に入れる
座るお掛けになる―
待つお待ちになるお待ちする
形のルール:尊敬語は「お(ご)〜になる」、謙譲語は「お(ご)〜する」。
例:お客様がお選びになる/私がご案内する
2-8

ウチとソト:社内の人をどう呼ぶか

お客様や取引先(ソト)の前では、社長も先輩も自分と同じ「ウチ」側です。ウチの人には尊敬語を使わず、「社長」「さん」などの敬称も付けません。

× お客様に松下社長がのちほどいらっしゃいます。
◎社長の松下がのちほどご挨拶にまいります。
× 電話で取引先に松下社長は外出されています。
◎あいにく松下は外出しております。
× 先輩をお客様に紹介担当の田中さんが説明してくれます。
◎担当の田中がご説明いたします。
◎ 社長と2人で話すとき(社長=相手)社長、何時ごろ戻られますか。

相手と場面で「ウチ」と「ソト」の線が動きます。

場面話す相手社長・先輩は言い方
事務所で社長と2人社長ソト(相手)尊敬語:「社長、明日は〇〇店にいらっしゃいますか」
休憩中に先輩と先輩ソト(相手)です・ます+尊敬語:「田中さん、もう召し上がりましたか」
社内チャットで同僚に社長のことを同僚目上の人尊敬語:「社長が〇時に来られるそうです」
売場でお客様にお客様ウチ名字だけ+謙譲語:「田中がご案内いたします」
電話で取引先に取引先ウチ名字だけ+謙譲語:「松下は外出しております」
線を引く基準は「いま話している相手」。相手がソトの人なら、社内の人は全員ウチ側です。電話での言い方は第7章にもあります。
この章のふり返り
3間違えやすい敬語二重敬語・取り違え・クセのある言い方›
3-1

二重敬語:敬語を重ねすぎない

1つの言葉に同じ種類の敬語を2回つけるのが「二重敬語」です。丁寧にしたつもりでも、くどく聞こえます。

× 二重お客様がおっしゃられたプラン
◎ これで十分お客様がおっしゃったプラン
× 二重こちらはご覧になられましたか?
◎ これで十分こちらはご覧になりましたか?

「おっしゃる」「ご覧になる」はそれだけで尊敬語。さらに「〜られる」をつけると重なります。

3-2

取り違え:相手の動作に謙譲語を使わない

一番多いミスです。謙譲語は「自分を低める」言葉なので、お客様の動作に使うと失礼になります。

×ご不明な点は、受付で伺ってください。
◎ご不明な点は、受付でお尋ねください。
×こちらの資料を拝見してください。
◎こちらの資料をご覧ください。
×ご希望の時間を申してください。
◎ご希望の時間をおっしゃってください。
× 自分に尊敬語担当の者が売場にいらっしゃいます。
◎担当の者が売場におります。
3-3

クセになりやすい言い方(いわゆるバイト敬語)

× つい言いがち◎ こう言うポイント
ご案内の資料のほうお持ちしましたご案内の資料をお持ちしました「〜のほう」は比べるとき・方向のときだけ
こちらが料金表になりますこちらが料金表です(でございます)「なる」は何かが変わるときの言葉
ご住所はこちらでよろしかったでしょうかご住所はこちらでよろしいでしょうか今のことを確かめるなら今の形で
千円からお預かりします千円お預かりします「から」はいらない
お名前いただけますかお名前を伺ってもよろしいでしょうか名前は「もらう」ものではない
3-4

「了解しました」「ご苦労さまです」「すみません」

了解しました

社長・先輩・お客様には「承知しました」「かしこまりました」。同期どうしなら「了解です」でもOK。

ご苦労さまです

目上の人には使いません。社内のあいさつは「お疲れさまです」にそろえましょう。

すみません

便利ですが、使いすぎると軽く聞こえます。場面で言い換えます。

場面「すみません」の代わりに
謝るとき申し訳ございません
お礼のときありがとうございます
呼び止める・お願いするとき恐れ入ります/失礼いたします
この章のふり返り
4クッション言葉と依頼・断りやわらかく頼む・上手に断る・肯定の形で›
4-1

クッション言葉:最初にひと言そえる

お願いや断りの前にそえる言葉です。同じ内容でも、ぐっとやわらかく伝わります。

言葉使う場面例
恐れ入りますがお願い全般恐れ入りますが、少々お待ちいただけますか。
お手数ですが相手に手間をかけるときお手数ですが、こちらにご記入いただけますか。
あいにく期待にこたえられないときあいにく、その機種は本日在庫がございません。
差し支えなければ個人的なことを聞くとき差し支えなければ、今の月々のお支払いを伺えますか。
よろしければおすすめ・提案するときよろしければ、こちらにお掛けください。
4-2

お願いは「命令」ではなく「質問」の形に

△ 命令に聞こえるここに名前を書いてください。
◎ 質問の形お手数ですが、こちらにお名前をご記入いただけますか。

命令の形(「〜して」「〜しろ」)や、名詞だけの言い方(「ここ記入」)は、相手に「命令された」と感じさせます。お願いの形にしましょう。

×身分証出してください。
◎恐れ入りますが、ご本人様確認書類をお見せいただけますか。
× 名詞だけここ記入。
◎こちらにご記入をお願いいたします。
× 社内報告まだ?
◎ 社内〇〇の報告、今日中にお願いできますか。

「〜してください」は丁寧語ですが、指示の形です。「〜していただけますか」「〜いただけますでしょうか」にすると、相手が選べる言い方になります。

4-3

断るときの型:お詫び+理由+代わりの案

お詫び + 理由 + 代わりの案
×それはできないです。
◎申し訳ございません。こちらの売場では解約のお手続きができないため、お手続き先の窓口とお電話番号をお書きしてお渡しします。
×今日はもう無理ですね。
◎あいにく本日の受付時間が終わってしまいました。明日の10時からでしたらご案内できますが、ご都合はいかがでしょうか。
4-4

否定ではなく、肯定の形で答える

「できない」「ない」で話を終えると、お客様はそこで止まってしまいます。できることを続けて伝えましょう。

×わかりません。
◎確認いたしますので、少々お待ちいただけますか。
×その色は在庫がないです。
◎あいにくご希望の色は本日在庫がございません。〇〇色でしたら本日お渡しできます。ご希望の色はお取り寄せになりますが、いかがいたしましょうか。
×今日は契約できないです。
◎本日はお手続きに〇〇が必要なため、お受けできません。〇〇をお持ちいただければ、次回すぐにお手続きできます。
× 社内無理です。
◎ 社内明日は難しいのですが、〇日まででしたらできます。
できないことを隠さない。肯定の形は「ごまかす」ことではありません。できないこと・在庫がないことは正直に伝えたうえで、できることを示します。
この章のふり返り
5売場での声かけ・接客の言葉第一声からお見送りまで›
5-1

DonGoの方針:押すのはOK。ただし理解してもらってから

「おすすめする」ことは悪くありません。
ただし、お客様が内容を理解して、納得して決められる状態をつくるのが先です。分からないまま決めてもらうことはしません。
5-2

場面別フレーズ

① 第一声

◎こんにちは。ただいまスマートフォンとご自宅のインターネットのご案内をしております。

② 立ち止まってもらう

◎今のスマートフォンの月々のお支払い、最近見直されたことはございますか? 1〜2分で、今より安くなるかどうかだけお調べできます。

「安くなります」と言い切らず、「なるかどうかお調べできます」にするのがポイントです。

③ 着座のお願い

◎よろしければ、こちらにお掛けになってご覧ください。立ったままですとお疲れになりますので。

④ お待たせするとき

◎お待たせして申し訳ございません。確認にあと5分ほどかかりそうです。このままお待ちいただいてもよろしいでしょうか。

⑤ 説明の前の確認

◎〇〇様の今のご契約を確認させていただいてもよろしいでしょうか。

⑥ お客様が迷っているとき

◎迷われますよね。どのあたりが一番気になっていらっしゃいますか? (答えを聞いてから)そこをもう一度、分かりやすくご説明しますね。
◎ 持ち帰りたいときもちろん大丈夫です。ご家族と比べやすいように、今日のお話を紙にまとめてお渡しします。

⑦ お見送り

◎本日はお時間をいただき、ありがとうございました。分からないことがあれば、いつでもお声がけください。
5-3

高齢のお客様へ:呼び方と接し方

×お父さん、これ分かる? ここ押すだけだからね。
◎〇〇様、こちらの画面をご覧いただけますか。この丸いところを押すと、次に進みます。
  • 呼び方は「〇〇様」か「お客様」。「お父さん・お母さん・おじいちゃん」とは呼びません。
  • 子ども扱いしない。ため口・「〜ね」「〜だよ」は使いません。
  • ゆっくり、はっきり。1回に伝えることは1つ。
5-4

使わない言い方:あおる・言い切る

NG例「今日だけです」「絶対お得です」「みんな替えてますよ」「今のままだと損してますよ」

事実と違ったり、お客様をあせらせたりする言い方は、あとで「話が違う」につながります。会社の信用もなくします。

×今日だけの特典なので、絶対今決めたほうがお得です!
◎こちらの特典は〇月〇日までの受付です。今のお支払いと比べると、月々これくらいの差になります。

期限や金額は、事実をそのまま伝えます。決めるのはお客様です。

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6お詫び・クレームの初期対応聞く→確認→対応→報告›
6-1

まず謝る。ただし「謝る範囲」を決めて

事実がまだ分からないうちは、お客様に不便や不快な思いをさせたことに対して謝ります。

◎ご不便をおかけして、申し訳ございません。
◎ご不快な思いをさせてしまい、申し訳ございません。
注意事実を確認する前に「すべてこちらのミスです」「全額お返しします」などと約束しないこと。
6-2

言い訳をしない

×でも、そのときちゃんと説明しましたよ。
◎分かりにくいご説明になっていたのですね。申し訳ございません。どの点がお困りか、詳しく伺ってもよろしいでしょうか。
6-3

流れ:聞く → 確認 → 対応 → 報告

  1. 聞くさえぎらず、最後まで聞く。うなずきと「はい」。
  2. 確認「〇〇ということでよろしいでしょうか」と要点を繰り返す。
  3. 対応自分でできることだけ行う。できないことは約束しない。
  4. 報告その日のうちに社長へ。小さなことでも報告する。
6-4

自分で判断できないときの言い方

◎大切なことですので、私の判断ではなく、責任者に確認いたします。確認して、本日〇時までにこちらからご連絡いたします。
◎ご連絡先のお電話番号を伺ってもよろしいでしょうか。(復唱して)〇〇〇の〇〇〇〇でお間違いないでしょうか。

「すぐに」だけでなく、いつまでに連絡するかを伝えると安心してもらえます。そして、その約束は必ず守ります。

6-5

社長への報告のしかた

  1. 結論:「〇〇店で、お客様からご指摘がありました」
  2. 事実:いつ・どこで・何があったか(お客様の言葉はそのまま)
  3. 自分の対応:何を言って、何を約束したか
  4. これから:いつまでに何が必要か、自分の考え
悪い知らせほど早く。報告が早ければ、会社として打てる手が増えます。
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7電話の受け方・かけ方名乗り・取り次ぎ・メモ›
7-1

受けるとき

名乗り

◎お電話ありがとうございます。株式会社DonGo、〇〇でございます。

取り次ぎ

◎△△様でいらっしゃいますね。いつもお世話になっております。〇〇でございますね。少々お待ちくださいませ。

不在のとき

◎申し訳ございません。あいにく〇〇は外出しております。15時ごろ戻る予定です。戻りましたら、こちらからお電話いたしましょうか。
× 社外の人に〇〇さんは今いらっしゃいません。
◎〇〇は席を外しております。

社外の人と話すときは、社長や先輩でも名字だけで呼び、謙譲語を使います(くわしくは2-8「ウチとソト」)。

聞き取れないとき

◎恐れ入ります。お電話が少し遠いようです。もう一度お願いできますでしょうか。

折り返しを受けるとき

◎念のため、お電話番号を伺ってもよろしいでしょうか。(復唱)〇〇〇の〇〇〇〇の〇〇〇〇、△△様ですね。〇〇に申し伝えます。
7-2

かけるとき

◎お世話になっております。株式会社DonGoの〇〇と申します。△△様はいらっしゃいますでしょうか。
◎ 本人が出たら〇〇の件でお電話しました。今、2〜3分ほどお時間よろしいでしょうか。

かける前に、話すことを3つまでメモしておくと落ち着いて話せます。

7-3

伝言メモは5W1Hで

項目書くこと
いつ受けた日時(〇月〇日 〇時〇分)
だれから相手の会社名・お名前(漢字が分からなければカタカナで)
だれあてだれへの電話か
なにを用件(短く)
どうする折り返しが必要か/また相手からかかってくるか
連絡先電話番号(必ず復唱する)
受けた人自分の名前
お客様の個人情報が入るメモは、置きっぱなしにしない・写真に撮らない。伝えたら決められた方法で処分します。
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8社内の言葉づかい報連相・チャット・守秘›
8-1

報連相は「結論から」

× 結論が最後今日、午前中は人が少なくて、午後から少し増えて、それで3組くらい座ってもらって、そのうち…
◎ 結論から本日のご報告です。獲得は2件でした。着座は5組で、そのうち3組は「家族と相談したい」とのことでした。
◎ 相談するとき〇〇の件でご相談があります。今、2分ほどお時間よろしいでしょうか。
◎ 指示を受けたとき承知しました。〇〇を、本日17時までに行います。
8-2

あいさつは「お疲れさまです」

出勤・退勤・すれ違ったとき・電話やチャットの最初は「お疲れさまです」にそろえます。帰るときは「お先に失礼します」。

8-3

チャット(LINE等)での業務連絡

  • 短く・結論から。1つのメッセージに用件は1つ。
  • 数字・日時・店舗名ははっきり書く。
  • 絵文字・スタンプは、お詫びやトラブルの報告では使わない。迷ったら使わない。
  • 読んだら「承知しました」と返す(既読だけにしない)。
×おつです〜🙏 ちょっと相談なんですけど、今日のことで…
◎お疲れさまです。〇〇です。 【相談】明日の〇〇店のシフトについて 10時→11時開始に変更してもよろしいでしょうか。 理由:電車の運休のためです。
8-4

守秘:外で仕事の話をしない

しないこと電車・飲食店・SNSで、お客様のこと・売場のこと・数字の話をする。お客様の情報が写った画面や書類を撮影する。

だれが聞いているか分かりません。お客様と会社を守るのも、言葉づかいの一つです。

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9話し方のコツ声・速さ・言い換え・確認›
9-1

声・速さ・間

声の大きさ

売場はにぎやか。相手に届く少し大きめの声で。ただし近くでは落ち着いた声に。

速さ

自分が「ちょっと遅いかな」と思うくらいがちょうどいい。

間(ま)

大事なことの前後で一呼吸。相手が考える時間をつくる。

ゆっくり・はっきり・語尾まで。文の終わりを小さくしないだけで、自信があるように聞こえます。
9-2

専門用語は言い換える

つい言いがちこう言い換える
MNP今の電話番号のまま、別の会社に乗り換えること
eSIMスマートフォン本体に最初から入っているSIM(カードを差し込まないタイプ)
ギガインターネットを使える量(データ量)
光回線ご自宅のインターネットの線
端末代スマートフォン本体の代金
プラン変更月々の料金のコースを変えること

お客様が言葉の意味を聞き返してきたら、それは「説明が難しい」というサインです。

9-3

数字は確認しながら伝える

  • 金額は口で言うだけでなく、紙や画面に書いて見せる。
  • 「月々」か「一回だけ」か、「税込」かを必ずそえる。
  • 区切りごとに「ここまでよろしいでしょうか」と確認する。
◎月々のお支払いは、税込で〇〇円です。(紙を指して)こちらの数字です。ここまでで、分かりにくいところはございませんか?
9-4

相手の言葉を繰り返して確認する

お客様動画はあんまり見ないけど、孫とのビデオ通話はよくするのよ。
◎ スタッフお孫さんとのビデオ通話をよくなさるんですね。それでしたら、通話中に止まらないかが大事ですね。

繰り返すと「ちゃんと聞いてくれている」と伝わり、聞き間違いも防げます。

9-5

一字の違いで伝わり方が変わる(助詞・言い回し)

「は」と「も」、「で」と「が」のように、たった1文字や語尾の小さな違いで、ほめたつもりが失礼に聞こえたり、しぶしぶ選んだように聞こえたりします。

× 「で」=妥協に聞こえる(どちらのプランがいいですか?と聞かれて)Mプランでいいと思います。
◎ 「が」=自信をもってすすめるMプランがおすすめです。毎月の使い方が3〜5ギガほどなので、ちょうど合っています。
× 「は」=ほかは?と聞こえるケースはきれいにお使いですね。
◎ 「も」=まるごとほめるケースも画面も、とてもきれいにお使いですね。
× 「しか」=がっかりに聞こえる乗り換えても、月々500円しか変わりません。
◎ 事実をそのまま乗り換えると、月々500円、年間で6,000円ほど変わります。
× 「とりあえず」=雑に聞こえるとりあえず座ってください。
◎よろしければ、お座りになってご覧ください。
× 社内:しぶしぶに聞こえる(先輩から案を出されて)それでいいです。
◎ 社内それでお願いします。ありがとうございます。
言葉は、相手の気持ちを想像して選ぶ。「この言い方で、相手はどう受け取るかな?」と一瞬考えるだけで変わります。
9-6

聞き上手になる:「聞かせていただく」気持ちで

どれだけ丁寧な言葉で話しても、聞き方がいい加減だと態度に出ます。売場ではお客様が8割話し、こちらは2割くらいが目安です。お客様の困りごとは、お客様の言葉の中にあります。

① あいづち

聞いていることを言葉で伝える。

同意:「そうですよね」「それはご不便ですね」
展開:「と、おっしゃいますと?」「それで、どうなりましたか?」
転換:「ちなみに、今のご契約は〜」(話を本題に戻すとき)

② うなずき・姿勢

うなずく、体をお客様に向ける、手を止めて目を見る。スマホや資料を見ながら聞かない。

③ 繰り返し(オウム返し)

お客様の言葉を短く繰り返して、受け止めたことを示す。聞き違いも防げます。
「動画をよく見るんです」→「動画をよくご覧になるんですね」

×(お客様「最近、電池がすぐ切れて…」)
はいはい、じゃあ機種変ですね。
◎(お客様「最近、電池がすぐ切れて…」)
電池がすぐ切れるんですね。どんなときに特に減りが早いですか?
×でも、それは〇〇なので大丈夫ですよ。
◎そうですよね、ご心配になりますよね。実は〇〇なので、〜

お客様の話をさえぎらない、「でも」「いや」で返さない、「はいはい」と流さない。反対の考えを伝えるときも、まず「そうですよね」と一度受け止めてから話すと、聞いてもらえます。ヒアリングの深め方は「通信クローズ研修」の第2章でも練習できます。

9-7

視線と立ち位置も「話し方」のうち

視線

目を合わせて話し、ときどき口元や資料にやわらかく外す。じっと見続けない、目を伏せたまま話さない、きょろきょろしない。

立ち位置

お客様の真正面に立ちはだかるより、少し斜めに。近づきすぎない。

見せ方

料金表やスマホの画面は、お客様から見やすい向きで。指でさして説明する。

言葉が丁寧でも、目線や立ち方で「押されている」と感じさせることがあります。

9-8

身につけ方:知る → 使ってみる → 使い分ける

知る

この研修や先輩の話から学ぶ。分からない言葉は、そのままにせず調べる・聞く。

使ってみる

ふだんの言葉から直す。ロープレで声に出す。今日直す言葉を1つ決める。

使い分ける

相手と場面に合わせる。言葉づかいがうまい人をまねする。

9-9

マイナスの言葉を、プラスの言葉に言い換える

同じ事実でも、前向きな言葉で伝えると、お客様は受け取りやすくなります。ただし、事実を変えたり、ごまかしたりはしません。

マイナスに聞こえるプラスの言い方
このスマホ、古いですね長く大切に使われていますね
あと5分しかないですあと5分ありますので、要点だけご説明しますね
それはできません〇〇でしたら、できます
機械に弱いんですね一緒に、ゆっくり設定していきましょう
迷ってますねしっかり比べて選ばれたいんですね
(社内)細かい人ですね丁寧に確認される方ですね
9-10

ひとこと豆知識

  • 和顔愛語(わげんあいご):やさしい笑顔と、思いやりのある言葉で人に接すること。もとは仏教の言葉です。
  • あいづちは「打つ」、合いの手は「入れる」。「あいづちを入れる」とは言いません。
  • 「言葉づかい」の「づかい」は「遣い」とも書きます。「気遣い」と同じ字で、言葉にも気を配るという意味があります。
  • 「ご挨拶ですね」は、相手の失礼な言い方に対する皮肉として使われることがあります。お客様には使いません。
  • 目上の人に物を渡すときは「差し上げる」(謙譲語)。ただし恩着せがましく聞こえることがあるので、売場では「こちらをお使いください」「お持ち帰りください」が自然です。
この章のふり返り
10ロープレ・チェック4場面・各100点(80点で合格)›
10-0

やり方

  1. 2人1組スタッフ役とお客様役(先輩・社長でもOK)。
  2. 3〜5分で演じる台本は見ない。この研修のフレーズを使う。
  3. お客様役が採点できていた項目にチェック(各10点)。
  4. 80点以上で合格足りない項目をもう一度練習する。
場面 A

声かけ〜着座

設定:売場の前を通りかかった40代のお客様。少し急いでいる様子。
採点チェック
場面 B

高齢のお客様への説明

設定:70代のお客様。今の携帯の料金が高い気がするが、仕組みはよく分からない。
採点チェック
場面 C

お詫び

設定:先日契約したお客様が来店。「聞いていた金額と違う」と少し怒っている。
採点チェック
場面 D

電話の取り次ぎ

設定:取引先から「〇〇さん(社長)はいらっしゃいますか」と電話。社長は外出中で、16時ごろ戻る予定。
採点チェック
○×○×ミニテスト(35問)その場で採点・解説・間違いだけ復習›

文が正しい言い方・考え方なら「○」、間違っていれば「×」を押してください。押すとすぐに正解と解説が出ます。28問以上(80%)正解で合格です。

0 問正解 / 回答 0 / 35 合格 28問以上
テストの回答をすべて消しますか?

    言葉は、毎日の練習で変わります

    1日1つでいいので、この研修のフレーズを売場で使ってみてください。
    迷ったら「丁寧に・分かりやすく・相手を大切に」。

    株式会社DonGo