🎣 キャッチってなに?
通りかかったお客様に声をかけて、足を止めていただき、ブースに座っていただく(着座)までの仕事です。すべての契約は、キャッチから始まります。最初は止まらないのがふつうです。あせらず、型から覚えましょう。
① 何の人か分かるように携帯のアドバイザー・○○のイベントなど
② 押さない断られたら追いかけない
③ 感謝で終える「ありがとうございます」で次へ
読む時間:約15分。最後に「ふり返りチェック」と「○×テスト(16問)」があります。
1キャッチの5ステップ立つ → 選ぶ → 第一声 → 足を止める → つなぐ›

1
立つ
とにかく笑顔。キャッチでいちばん大事なのは笑顔です。笑顔の人には、お客様も目を合わせてくれます。そのうえで、背すじ・手は前で軽く組む。お客様が歩いてくる方向の少しななめ前に立つと、目が合いやすくなります。
通路の正面に立ちふさがる・腕組み・スマホをさわる・座りこむ
2
選ぶ
足を止めてくれやすいのは、ゆっくり歩いている人・ポスターや機種を見ている人・スマホを見ながら歩いている人・家族で話しながら歩いている人です。
無理に声をかけない人急いでいる人・電話中の人・両手が荷物でふさがっている人。声をかけても止まりにくく、いやな気持ちにさせてしまいます。
3
第一声
型は「つかみ + 相手のメリット + 短い時間」。つかみは、次の4つから選びます。
名乗る:「こんにちは!携帯の総合アドバイザーです。毎月の料金、気になっていませんか? 1分で見られますよ。」
イベント:「今、○○のイベントをやっていて、スマホの料金を1分で見直せるんです!」
持ち物にふれる:「そのスマホケース、かわいいですね! 新しい機種も手に取って見られますよ。」
ティッシュを渡す:「こんにちは、お客様もどうぞ!」と笑顔で渡して、間をおいて「あ、忘れてました! みなさんに一点だけ聞いてるんですけど…」(下の「ティッシュで振り向いてもらう」)
持ち物にふれるときのコツケース・バッグ・ベビーカー・買い物袋など、持ち物や服のセンスにふれます。本当にいいと思ったことだけを言います。
体型・顔・年齢・持ち物の値段にはふれません。言い方によっては不快にさせたり、ハラスメントになったりします。
体型・顔・年齢・持ち物の値段にはふれません。言い方によっては不快にさせたり、ハラスメントになったりします。
何の人か、分かるようにどのつかみでも、最初のやりとりのうちに「携帯のこと」「イベント」だと分かるようにします。目的をかくすと、強引な勧誘になります(STANDARD 09・類型5)。
「ちょっといいですか?」だけ(用件が分からず、止まれない)
「アンケートだけお願いします」(目的をかくすのは違反)
4
足を止める
止まってくれたら、答えやすい質問を1つ。持ち物にふれた場合は、そこから話をつなげます(「そのケース、今の機種用ですか? 使って何年くらいですか?」)。「今のスマホ、使って何年くらいですか?」。チラシや実物を見せると、言葉だけより止まりやすくなります。
間(ま)を大事にする声をかけたら、すぐに次の言葉を重ねない。相手が振り向く・目が合う・「え?」と反応するまで、1〜2秒待ちます。間があると、お客様は「聞いてみようかな」と思えます。早口でたたみかけると、逃げたくなります。
止まったとたんに、プランの説明を一気に始める(しゃべりすぎ)
5
つなぐ
「よかったら座って、2〜3分だけ比べてみませんか?」で着座へ。先輩に引きつぐときは、聞いたこと(使っている年数・家族の人数など)をひと言で伝えます。
断られたら「ありがとうございます!」と笑顔で引いて、3秒で次の人へ
🧻 ティッシュで振り向いてもらう

いきなり話しかけるより、ティッシュ(ノベルティ)を渡すほうが自然に止まってもらえる場合があります。
1
笑顔で「こんにちは、お客様もどうぞ!」
「お客様も」と言うと、みんなに配っている自然な空気になり、受け取ってもらいやすくなります。
2
間をおく
渡してすぐ話さない。相手が受け取って、1〜2歩進んだところで…
3
「あ、忘れてました!」
「あ、忘れてました! みなさんに一点だけ聞いてるんですけど…」
思いがけない一声に、びっくりして振り向いてくれることがあります。「一点だけ」なので、お客様も「それなら」と聞きやすくなります。受け取ったあとは少しだけ「お返し」の気持ちにもなっています(返報性)。
ここでいきなり「携帯見直せますよ!」→ たいてい「いいです」と言われて終わる
4
一点だけ聞いてから、つかみ+メリット
「今のスマホ、何年くらい使ってます?」
(「3年くらいかな」)→「そうなんですね! 携帯の総合アドバイザーです。3年くらいだと、料金を見直すと下がる方が多いんです。1分で見られますよ。お急ぎでしたら大丈夫です!」
答えてもらったことを使って本題に入ると、「自分のこと」として聞いてもらえます。
受け取らない人を追いかける・手に押しつける・腕や体にふれる
「みなさんに聞いている」と言いながら、その人にだけ別の話をする(言ったら、本当にみんなに同じことを聞く)
配る前に確かめる配っていい場所・配っていいものは、施設や現場ごとにちがいます。初めての現場では、責任者に確かめてから配ります(現場ノートにも書いておく)。
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2キャッチに効く心理 10知っているだけで、声かけが変わる›

1. 初頭効果最初の3秒
人の印象は、最初の数秒で決まりやすいもの。現場では → とにかく笑顔。目が合った瞬間の笑顔と、明るい第一声。暗い声の「いかがですか…」は、それだけで止まりません。
2. ハロー効果見た目
1つよいところがあると、全部がよく見えます。現場では → 名札・シャツ・髪・姿勢。整っていると「ちゃんとした人」と思われ、話を聞いてもらえます。
3. カクテルパーティー効果自分ごとの言葉
うるさい場所でも、自分に関係ある言葉は耳に入ります。現場では → 「いかがですかー」ではなく、「毎月の料金、気になっていませんか?」「ご家族でスマホをお使いの方」。持ち物にふれるのも、「自分のこと」なので耳に入ります。
4. 好奇心のすき間情報ギャップ
「知らないこと」があると、人は知りたくなります。現場では → 「実は今、料金を見直すだけで下がる方が多いんです」。
⚠ 本当のことだけ。座ったら、すぐに何の話かを正直に伝える。
5. 「断ってもいい」と伝える安心して止まれる
断る自由があると、人は安心して話を聞けます。押されると逃げたくなる(心理的リアクタンス)の反対です。現場では → 「お急ぎでしたら大丈夫です」「見るだけでも大丈夫ですよ」。
⚠ 言ったら守る。「大丈夫です」と言われたら、笑顔で引く。
6. 小さなお願いフット・イン・ザ・ドアの正しい使い方
小さなお願いなら、受けてもらいやすくなります。現場では → 「1分だけ見ていきませんか?」。
⚠ 1分と言ったら1分で終える。続きはお客様が望んだときだけ。
7. 返報性先に役立つ一言
先にしてもらうと、お返ししたくなります。現場では → ティッシュを「お客様もどうぞ!」と先に渡す。「2年たった機種は、返す時期を確かめると損しにくいですよ」と、役立つ一言を先に。
⚠ 「教えたんだから座って」はNG。
8. 間(ま)とペーシング言ったら待つ・相手のテンポで
たたみかけられると、人は逃げたくなります。話す速さや声の大きさが近い人には、安心します。現場では → 声をかけたら1〜2秒待つ。ゆっくりの方にはゆっくり、急いでいる方には短く。ご年配の方には特に、ゆっくり・はっきり。
9. 単純接触効果2回目は会釈だけ
何度か顔を合わせると、親しみがわきます。現場では → 店内を回って戻ってきた方に、目が合ったら笑顔で会釈。次は向こうから寄ってきてくれることがあります。
⚠ 同じ人に何度も声をかけるのは「しつこい勧誘」。会釈だけにする。
10. にぎわい人は人が集まるところに寄る
楽しそうに動いているブースには人が寄り、暇そうなブースには寄りません。現場では → 手が空いても、立って・笑顔で・動いている。チラシをそろえる、資料を整えるのもOK。
⚠ 「みなさん乗り換えてますよ」などの作り話は違反。


ほかの心理効果は 法則ずかん にもまとまっています。
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3場面別の第一声相手を見て、言葉を変える›
同じ言葉をくり返すより、相手に合わせた一言のほうが止まってもらえます。最初はそのまま使って、慣れたら自分の言葉に変えていきましょう(守破離の「守」)。
| こんな人 | ⭕ 第一声の例 | ❌ 言わない |
|---|---|---|
| 料金ポスターを見ている人 | 「料金、気になりますよね。今のプランと比べるだけでも、1分で見られますよ」 | 「今日変えないと損しますよ!」 |
| 機種を見ている人 | 「新しい機種、手に取って見られますよ。今のスマホ、何年くらい使っていますか?」 | 「これ、今だけ実質タダです!」 |
| かわいいケース・小物を持っている人 | 「そのケース、かわいいですね! 携帯の総合アドバイザーです。新しい機種も手に取って見られますよ」 | 「それ高そうですね」(値段にふれる) |
| 家族連れ | 「今○○のイベントをやっていて、ご家族のスマホをまとめると安くなることがあるんです。お急ぎでしたら大丈夫です」 | お子さまだけに話しかけて引きとめる |
| ご年配の方 | (ゆっくり・はっきり)「スマホのことで、困っていることはありませんか?」 | 「お父さん、ちょっと!」(呼び方は「お客様」) |
| スマホを見ながら歩く人 | 「スマホの電池、もちは大丈夫ですか?」 | 正面に立って止める |
| 急いでいる人 | (声をかけない。目が合ったら会釈だけ) | 追いかけて話し続ける |
もっと切り口を知りたいときOSサポート終了・2年の返却時期・家族割・光回線など、話題ごとのひと言は 興味づけトーク集 にあります。料金やキャンペーンは、必ず社内の資料で確かめてから使います。
✍️ 自分の第一声を3つつくろう
型どおりに書いてみて、先輩か課長に聞いてもらいましょう。書いた内容はこのスマホの中だけに残ります。
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4断られたとき・心の守り方断りは「NO」ではなく「今じゃない」›
キャッチでは、ほとんどの人が通りすぎます。それがふつうです。あなたが否定されたのではなく、「今はタイミングじゃない」だけです。
1
「ありがとうございます」で終える
最後の印象がよいと、次に来てくれることがあります(ピークエンドの法則)。
2
3秒で切りかえる
深呼吸を1回して、次の人を見る。引きずると、次の声も暗くなります。
3
数を数える
「今日は何人に声をかけたか」を数えると、断られた数ではなく、行動した数が自信になります(自己効力感)。
4
止まった声かけをメモする
どんな人に・どんな一言で止まったかを DAILY REPORT に1行。続けると、自分の当たりパターンが見えてきます(パレートの法則)。
周りに流されない他社のスタッフが座りこんでいても、DonGo はサボりません。にぎわいのあるブースに人は寄ってきます(ピア効果・にぎわい)。
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5やってはいけないこと知らなかったでは済まない›
キャッチは、お客様・施設・取引先のすべてから見られています。次のことは、1回でも指摘や取引停止につながります。
目的をかくす(「アンケートだけ」「シール貼ってください」と言って勧誘する)・うその名乗り(お店の人のふりをするなど)
体型・顔・年齢など、見た目そのものにふれる
断られたのに、追いかけたり何度も声をかけたりする
通路をふさぐ・正面に立ちはだかる・腕や荷物にふれる
「絶対」「今日だけ」「実質タダ」など、断定やうその締切
他社やお客様の今のスマホを悪く言う
お客様の見た目や年齢で、からかったり子ども扱いしたりする
くわしくは コンプライアンス研修 7章 と STANDARD 09(接客現場のNG行為 7類型) を読んでください。
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